IoTプラットフォームとは。サービスを機能させる基盤

モノのインターネット(Internet of Things)と呼ばれるIoTは、モノがインターネット経由で繋がることで、さまざまなサービスを可能にする技術です。IoTを活用したサービスを機能させるためには、デバイス、アプリケーション、ネットワークなどを、クラウドを介して効率的に連携させるためのプラットフォーム(基盤、土台)が必要になります。そのことをIoTプラットフォームと呼びます。

さまざまな業界、業種で活用が広がる

IoTプラットフォームは、その運営企業によって提供する機能やサービスの範囲が異なっています。ユーザー企業は、自社がどのようなサービスを実現しようとしているかによって、IoTプラットフォームを選択する必要があります。

デジタルトランスフォーメーション(DX)が大きな経営課題となる中で、IoTプラットフォームの対象となる業種や業界も広がっています。日本では製造業を中心に広がってきましたが、最近は農業などの一次産業や、政府や地方自治体などが担っている防災などにも活用されています。

IoTプラットフォームは世界展開するグローバル企業から、地域で展開する小売業まで、規模も用途もさまざまです。何のためにIoTを活用するのかを念頭に置いて、コストとパフォーマンスを考えて、自社にあったものを選ぶことが大事になります。

IoTプラットフォームの役割とは

IoTプラットフォームが果たす役割は、大きく分けて3つと言われています。ひとつは「デバイスの接続」です。具体的には、パソコンやスマートフォンといったIoTデバイスとセンサーを接続し、ハードウェアを統合することです。

また、「データ収集」も重要な役割です。IoTプラットフォームは、欲しい情報を提供するため、インターネットでつながった情報機器からデータを収集します。欲しいデータは、ユーザーによってさまざまです。それをしっかりと集め、遠隔地でも通信機能を使ってデータを集めることが必要になる場合もあります。

さらに「データ分析」も重要な役割です。数多くのデバイスと接続し、膨大なビッグデータを収集した後で、そのデータを分析しやすい形にして、データの役割やつながりを整理するなどの方法で分析を行います。

IoTプラットフォームに求められる機能

IoTプラットフォームは、多くのデバイスから収集した大量のデータを送信する必要があるため、通信速度や安定性が求められます。さまざまな通信技術・規格、画像や映像など送信するデータの種類などの条件に合わせ、有線・無線LAN、無線通信、モバイルデータ通信など幅広い通信規格に対応した通信方法が求められます。

また、多くのデバイスやセンサーを同時接続しても、処理能力が低下しない拡張性の高さも欠かせません。収集するデータの量が時間帯によって大きく異なる場合などにも柔軟に対応できることが求められます。

また、接続するデバイスやセンサーが多くなると、脆弱性が高まり、セキュリティに対する不安も高まります。第三者による不正アクセスや情報漏えいなどのリスクに備え、アクセスに対する認証や通信の暗号化などのセキュリティ対策は極めて重要です。

自社に合ったIoTプラットフォームとは

IoTプラットフォームには、業界や業種にかかわらず、広く使える「水平型プラットフォーム」と、特定の業界・業種に特化している「垂直型プラットフォーム」があります。また、「水平型プラットフォーム」と「垂直型プラットフォーム」の特徴を併せ持った「オールインワン型プラットフォーム」が注目されています。

業界横断的なIoTの活用が広がる中で、プラットフォームを提供しているベンダーは、それぞれの得意分野を融合させ、さまざまな業界・業種で使えるオールイン型のプラットフォームの構築を目指した連携が加速しています。自社がIoTを活用し、どういったサービスの実現を目指すのかを念頭に、自社の目的やニーズに合った機能のプラットフォームを選ぶことが賢明です。

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