導入事例

お客様に聞く - 毎日新聞社様

全国五紙のひとつ、毎日新聞社では、飛天ジャパンの「ePass1000」を導入し、全国約8,000ある毎日新聞取扱店とのweb認証の強化を可能にしました。毎月発生するデータ(会員情報)を安全・確実に双方向通信でやりとりでき、大幅な作業量と通信コストの削減に成功しました。
「ePass1000」の導入に至った経緯とその効果について、販売戦略本部 本部長 千原様と同委員 小黒様に詳しくお話を伺いました。

毎日新聞社が利用している製品



― 現在、利用している飛天ジャパンの製品を教えてください

毎日新聞社では、Tポイント会員(注1)と愛読者セット会員(注2)の情報を本社にあるサーバーで一括管理しています。全国にある約8,000店の毎日新聞取扱店(注3)が、会員情報にアクセスする場合の管理方法として、2009年から飛天ジャパンの「ePass1000」を導入し、セキュリティの強化に努めています。

(注1)…カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が展開するポイントサービス(Tポイント)のこと。利用には、事前の申し込みが必要。

(注2)…毎日新聞社が無料で提供している愛読者向け会員サービス。紙の新聞だけでなく、スマホやタブレット型端末などから紙の新聞と同じ紙面を見ることができる。

(注3)…各世帯と新聞の宅配契約を結び宅配、集金、新聞普及をする事業体(販売所)のこと。新聞社とは別会社であり、販売拡大と購読者の管理および集金業務をおこなっている。


「ePass1000」の導入効果


― 「ePass1000」を導入し、得られた効果を教えてください

毎日新聞社では、宅配新聞の購読者がお支払いくださる毎月の新聞購読料に応じて、Tポイントを付与していますが、その際の照会と突き合わせ作業量が大幅に削減できました。その結果、作業に要する人件費と通信費も削減できました。

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「ePass1000」導入の背景


― 飛天ジャパンの「ePass1000」の導入に至った背景を教えてください


毎日新聞社 千原様

5年ほど前に、宅配新聞の新聞購読料にTポイント付与することが決まりました。Tポイントの付与には専用の機械が必要なのですが、それを1台1台、全国に約8,000ある毎日新聞取扱店に導入することは物理的にも価格的にも難しいので、Tポイント付与は本社で一括して行うことになりました。

そこで、会員情報を本社のサーバーで一括管理することにしました。

毎日新聞取扱店が、自店の会員情報を閲覧するためには、本社サーバーへアクセスする必要が生じました。それにより、強固なセキュリティシステムが必要となり、採用したのが、飛天ジャパンの「ePass1000」だったのです。





 

「ePass1000」導入前の課題


― それまでの会員情報は、どのように管理していたのですか?


毎日新聞社 小黒様

「ePass1000」導入の前から、会員情報に関する窓口は「愛読者センター」がおこなっています。約30名の社員が従来の社内管理システムを用い、全国各地の販売店と電話やFAXで、Tポイントの付与の確認、突き合わせ作業を月次で行っています。


― 具体的にどのような課題が?

会員管理システムの導入が全国に行き届いていないことによる、作業量の多さです。

会員管理システムが導入されていれば、システム上で突き合せ確認作業ができますが、未導入の毎日新聞取扱店に対しては、月次で顧客リストを作成し、毎月送付している請求書と一緒に郵送。

これを毎日新聞取扱店では、該当する購読者かどうかを◯や×で記入し、FAXで返信してきます。1つの毎日新聞取扱店の会員数の平均は約50件、FAXの送信枚数は約3枚程度ですが、多い販売店では1,000件以上、FAXの枚数も60~70枚以上になります。

さらに、一度のFAX 送信では不安なのか、FAXの着信確認の電話をする代わりにFAXを再送してくることがあります。それが、全国から送られてくるので、確認作業がとても大変です。アルバイトを雇用するなどして対応しましたが、根本的な解決には至っていません。


― なぜ、すべての新聞販売店に会員管理システムが導入されないのですか?

毎日新聞取扱店は独立した事業者です。会員管理システムの導入に強制力はありませんし、ネットワークやシステム環境、そして予算などの問題もあり、すべての毎日新聞取扱店に一斉に導入させることは難しいのです。

それでも、今後、会員管理システムの導入を推進し、「ePass1000」によりセキュリティを担保できることで、さらなる作業量の軽減やコスト削減につながるものと考えて、導入を推進しています。

 

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選定時の要件


― セキュリティシステムを選ぶ上で、どのような要件をお持ちでしたか?

会員管理システムの導入を後押しするためにも、セキュリティシステムに期待する部分は大きかったです。ですから、毎日新聞取扱店でもかんたんに運用できることが重要でした。具体的には、次の4つです。

  1. 約8,000の新聞販売店と本社間でも、安心して運用できること
  2. 誰でも、かんたんに運用・管理できること
    新聞販売店の中には、パソコンが苦手な方もいるため、かんたんであることは重要です。
  3. USBトークンであること
    コスト面も重視。約8,000の新聞販売店に導入を計画しているため(カード式のカードリーダーのように)新たな設備投資が不要であること
  4. 二要素認証であること


また、これは実際の説明を聞いてから知ったことですが、飛天の実績には安心しました。USBトークンについては中国国内で60社以上、ワンタイムパスワード等を含めれば180社以上の金融機関で採用されているセキュリティの専門会社と聞き、驚きましたよね。

 

運用している新聞販売店からの評価も高い


― USBトークンを運用しているのは新聞販売店ですが、どのような評価を受けていますか?

具体的には、次の3つの効果がありました。

  • 作業量が激減
    本社も毎日新聞取扱店も、Tポイントの付与作業だけでなく、関連する業務の作業量が減りました。また、毎日新聞取扱店側ではFAXの二重送信の心配もなくなり、通信費の削減につながったというお言葉をいただいています。

  • 運用が容易
    主に新聞販売店の効果ですが、運用がしやすい。USBトークンは新聞販売店が独自に管理しますが、万が一、紛失してもトークンパスを変更することで、アクセスを遮断することができます。また、再発行で元通りの運用ができます。

  • 導入が容易
    「ePass1000」の導入は簡単です。初めて使うときに、ドライバーをインストールするだけ。それでも、新聞販売店の方は、パソコンにくわしくない方もいますので、私どもで作成したインストール手順書も配付しています。

USBトークンの運用では、好意的な意見ばかりです。本社からも、積極的に二要素認証の重要性をお伝えしていることもあり、セキュリティ意識も高い。

また、運用面では、毎日新聞取扱店の従業員さんはシフト作業で交代することが多い。万が一、USBトークンを紛失した場合でも、トークンパスの変更対応には喜ばれています。

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今後の期待


― 飛天ジャパンへの要望がありましたら、教えてください

現在は、会員管理システムの導入と同時に、「ePass1000」を広く導入する予定です。現在の200本を、来年2015年3月に550本に、2016年度は1,000本と、順次増やしていく計画を立てています。会員管理システムの導入促進は、毎日新聞社の地区担当者が販売店に提案していますが、セキュリティ対策も万全であることを伝えることで、より導入の敷居を下げる効果があると見込んでいます。ですから、導入後の運用面などについて、いろいろなアドバイスをいただきたいと思います。

また、今後も随時、セキュリティ面を強化していく予定ですので、飛天ジャパンによるサポートを期待しています。これからもご支援のほど、よろしくお願いします。

 


※ 毎日新聞社のホームページ
※ 取材日時 2014年11月

導入製品詳細