PC端末への不正ログオンを、阻止するために
企業の存続をも揺るがしかねない、機密情報の漏洩事故。その多くはPCの不正アクセス・不正利用に端を発していると言われています。こうした事態を回避するには、PC端末へのログオンをより高度なセキュリティで保護する必要があります。「SecureCore」は、こうしたニーズにお応えするソフトウェア製品です。
SecureCoreとは
PC端末から機密情報を盗み見る、あるいはUSBメモリなどを介して企業や組織にとって重要な情報やデータを不正にコピーする、といったトラブルは後を絶ちません。こうした事態を防ぐには、第三者または悪意ある者の不正なログオンを食い止める必要があります。しかし、IDとパスワードを組み合わせただけのセキュリティでは容易に破られてしまうのが実情です。
こうした問題を解決するのが、飛天ジャパンのセキュリティ対策製品である「SecureCore」。USBキー(ePassトークン)を物理的な「鍵」として、Windows PCへのログオンを制御するソリューションです。またSecureCore はID・パスワードにUSBトークンを組み合わせた二要素認証により不正ログオンを防止するだけでなく、USBトークンを抜くとロックが掛かりPCの利用ができなくなります。
SecureCoreの機能
Windowsへのセキュアなログオン
USBトークンを物理的な「鍵」としてPCに挿入し、ID・パスワードとの併用でWindowsへ安全にログオンできます。ワンタイムパスワード発行
「USBトークンを会社に忘れた(紛失した)」。こんな時でも、セキュリティ管理者の発行するワンタイムパスワードを入力することで一時的に利用できるため、業務を止めません。ログ機能
Windowsログオン履歴やPCロックなどの状況を自動的に記録し、ログとして残すことができます。管理者機能
管理者用ソフトを使い、USBトークンの追加や登録など管理を容易にできます。また、ポリシーの設定も自由に変更できます。電子証明書の格納
VPN接続やリモートデスクトップ、SSLなどの電子証明書をUSBトークン内に格納できます。シングルサインオン(オプション)
さまざまなWebサイトのID・パスワードをUSBトークン内に集約して格納できるので、InternetExplorerでWebサイトにアクセスするだけで自動認証が可能です。
利用目的と導入効果
Windows PCへのログオン認証強化
PCのアカウントやパスワードが第三者に漏れると、不正利用により、企業や組織にとって甚大な不利益がもたらされます。一般的にパスワード漏洩は気づかれにくく、このようなケースでは離席中や不在中に勝手にPCを操作され、情報を不正に引き出されていることもあります。
SecureCoreはID・パスワードとUSBキーを組み合わせた二要素認証なので、仮にパスワードが漏洩してもUSBキーがなければPCへのログオンができず、不正を防止します。さらにSecureCoreではセーフモードによる起動やリモートによる起動時でもUSBキーを要求するので、どのようなログオンでも高いセキュリティを発揮します。なお、USBが盗難に遭っても登録を解除すれば不正使用はできなくなるので安心です。
共有PC利用時のセキュリティ強化
PCの不正利用が懸念されるケースのひとつに、多数の従業員が複雑なシフトで勤務するような職場環境があります。これは、複数の人間が同じPCを共有することでWindowsアカウントやパスワードの管理が煩雑になるからです。
SecureCoreならアカウントやパスワードを知っていてもUSBキーがなければログオンができないので、こうした不正利用が起こりません。またUSBキーに搭載されたパスワード保存機能を使えば、共有アカウントの認証情報を伏せたままでセキュアな運用が可能になります。
USBキー利用時の運用負荷軽減
どれだけセキュリティの強化に貢献するシステムでも、運用に際して管理者やユーザーに負担を強いるもの、それによって円滑な通常業務を妨げるようなものであってはなりません。
その点、SecureCoreなら使い勝手に優れた管理者ツールがバンドルされるので安心です。例えば、もしユーザーがUSBキーを紛失しても、臨時ログオンやUSBキーのPIN(パスワード)ロック解除などはこの管理者ツールを利用すれば簡単に行え、管理者にも利用者にも負担をかけません。
簡易なスクリーンロックによるセキュリティ強化
スクリーンロックはログオン状態のWindows PCを不正な操作から守るために画面をロックする有用な機能ですが、これを設定したり解除したりするには相応の手順が必要となり、管理するPCが多いとそのぶん作業も面倒になりがちです。
しかしSecureCoreなら、USBキーを抜くだけでPCにロックが掛かるため、不正なログオンができなくなります。さらに、スクリーンロックを解除するのもUSBキーを挿すだけの操作で簡単です。
製品導入事例
製品情報
SecureCore Standard EditionとPersonal Editionの違い
▶約款(ハードウェア、ソフトウェアおよびサービスに関する)