Google Titan Security KeyはFeitian Technologies社のOEM製品

米Googleは7月25日(現地時間)、クラウドサービス関連の年次イベント「Google Cloud Next ’18」で、セキュリティキー「Titan Security Key」を発表しましたが、米Googleは2017年末にセキュリティキーにはFeitian Technologies社の製品を採用したことを公表しており、Google Titan Security Key はFeitian Technologies社のOEM製品となります。

今回発表されたTitan Security Keyは、FIDO U2Fという認証規格に準拠、通常の認証では認証サーバに一度パスワードをおくる必要がありますが、FIDO U2Fの物理キーではこのキーの中で認証を済ませます。ゆえにTitan Security Keyを持っていなければアカウントにログインできないようになり、物理的な制約により高いセキュリティを実現します。

Googleは8万5000人以上の従業員にセキュリティキーの使用を義務付けたところ、フィッシング被害が0件になったとセキュリティ関連メディアのKrebs on Securityに対し語っていました。



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■FIDO(ファイド)について
FIDOとは、オープンで新たな認証方法を開発し、オンライン認証の標準を確立しようと2012年7月に発足した「FIDO Alliance」と呼ばれる非営利組団体が発表した次世代認証標準規格です。本団体にはGoogle、PayPal、Lenovo、Microsoft、NTTdocomo等に加え主要カード会社、ネットワーク各社、金融機関、デバイスメーカー等がメンバーとして参加しており、Feitian Technologies社は「FIDO Alliance」のボードメンバーにAlibaba、Lenovoに続き、3番目に加入しました。

■Feitian Technologies社について
Feitian Technologies社が提供しているセキュリティ製品はワールドワイドの金融機関に200行以上(1億個以上の導入実績)、中国国内でのマーケットシェアは約50%以上、高度なセキュリティを要求される金融機関、官公庁、軍隊、大手企業などに幅広く利用されています。

■飛天ジャパンについて
Feitian Technologies社(略称:飛天中国)の日本総代理店である飛天ジャパンは、官公庁や大手企業をはじめとする500以上の企業・組織にセキュリティ製品を導入しており、セキュリティメーカーならではの技術活用と日本におけるカスタマイズ開発実績をもとに、セキュリティ・顔認証技術+AI・モバイル決済端末(mPoss)において業界をリードしていきます。

*「Google」はGoogle Inc.の登録商標です。
**その他の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
***画像は飛天ジャパンが販売するセキュリティキー『ePass FIDO』シリーズです。