外部記憶装置のデータ一元管理をよりセキュアに快適に
※本製品は2021年6月30日を持ちまして新規顧客さまへの販売を終了しました。
USBメモリやハードディスクといった外部記憶装置の利便性は計り知れませんが、ここにも情報漏洩のリスクはつきまといます。「SecureCoreRSS」は、企業において使用頻度が高いポータブルデバイスを安全に管理するためのシステムです。高度なセキュリティに加え、運営管理の負担を軽減するさまざまなサポート機能が充実しています。
SecureCoreRSSとは
セキュリティ上、PCへの不正ログオンと同様に深刻なのが、USBメモリや外付けハードディスクなどの外部記憶媒体からの情報不正入手です。ポータブルデバイスの利用を禁じるのが対策としては有効ですが、その半面、こうした制約が業務効率を大幅に低下させます。
「SecureCoreRSS」は、各種デバイスの利用を一元的に管理し、企業の情報漏洩を未然に防ぐことを目的としたセキュリティソリューションです。このシステムを導入すれば、各種ストレージやポータブルデバイスなどの利用を制御して機密情報や顧客情報の漏洩を防ぐだけでなく、「外部記憶媒体の利用禁止」といったルールをスタッフに課す必要がありません。さらにシステム上からスマートフォンやタブレット、デジタルカメラへのデータ書き出しを制限する機能を活用すれば、より強固なセキュリティを実現できます。
SecureCoreRSSの特長
容易な運用管理を実現
スタッフが多く、支社や営業所などが国内外に点在する大企業ともなると、外部記憶媒体の管理一元化は現実的ではありません。その点、管理権限の委任が容易なSecureCoreRSSなら、管理そのものを分散して情報システム部門の負担を軽減できます。
また、オフラインでのポリシー変更が可能な点や実務に応じたデバイス申請処理で業務フローを簡素化できる点、Active Directoryなどの環境に依存せず柔軟に管理できる点など、管理負担を軽減する設計がなされているのもSecureCoreRSSならでは。よく使う機能をすぐに呼び出せるイージーモードやUSBメモリの申請と利用許可がウィザード方式の管理画面で行える利便性、デバイスの個体管理を徹底できるトレーサビリティ(内蔵HDDも可)など、運用管理面をサポートする機能が充実しています。
多様な運用形態をサポートする機能
アウトソーシングなどで協力会社と連携する場合、当然のことながらデータのやり取りを相互に行う場面があります。こうした際の情報漏洩リスク軽減にも、SecureCoreRSSが貢献します。
自己復号機能や外部記憶装置の有効期限機能を活用すれば、暗号化したデータでよりセキュアなやりとりが可能。しかも安価なUSBメモリが使えるなど、メディアも選びません。さらに、暗号化プロセスは外部記憶装置にデータをコピーする際に自動的に行われるので手間いらず。USBメモリ抜き挿し時にポリシー変更が容易に行える柔軟性もまた、SecureCoreRSSの特長です。
システム導入やバージョンアップ時の作業負荷を軽減
高度なシステムになると、導入時のインストールやその後のバージョンアップに時間や労力がかかるもの。しかし、SecureCoreRSSならサイレントインストール対応によりActive Directory(Group Policy)のログオンスクリプトを利用したクライアントインストールが可能なため、導入作業の負荷を大幅に軽減できます。
さらに自動アップグレードによりサーバソフトウェアのバージョンアップを行えば、自動的にクライアント側のソフトウェアも更新されるなど、優れた機能を備えています。
SecureCore FDCとの併用でより漏れのない情報漏えい対策
SecureCore RssとSecureCore FDCをセットで利用すれば、より漏れのない情報漏洩対策が可能になります。(※11月対応予定)
対応デバイス
動作環境
事例に見る導入効果
業務効率を向上させる優れた管理機能(官公庁)
全国各地に支部を持つとある官公庁では、組織横断で外部記憶装置の情報漏洩対策ができないかと頭を悩ませていました。SecureCoreRSSを採用することで業務実態にあったワークフローの存在やウィザード形式を取り入れた運用スタイル、メディアの個体管理、自動暗号化処理、緻密なログ管理などが実現し、仕事の能率が格段に向上しました。
管理者やエンドユーザーの負荷を軽減(銀行)
SecureCoreRSSはクライアントソフトウェアの配布が容易で、かつ運営をサポートする各種機能が搭載されているため、ネットワーク管理者の負担軽減にも貢献します。またそれだけでなく、エンドユーザーの利便性向上にも大いに役立っています。とりわけ情報漏洩が致命傷となる業界なだけに、先手を打って導入したことは企業イメージのアップにもつながりました。
製品導入事例
▶約款(ハードウェア、ソフトウェアおよびサービスに関する)