入社式を終えて期待と緊張をしたフレッシュな新入社員をオフィスで見かける季節になりましたね。自分が入社した時と重ねて「頑張れ」ってつい応援しちゃいます。今日は新入社員の皆さんはもちろん、人事や情報システム部の方向けに、新人研修で使える新入社員がITを活用する際に気をつけていただきたいポイントをご紹介します。情報セキュリティに関する知識は社会人としてのマナーと同じくらい重要ですので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。



<トピックス>
1.パスワードの管理
2.個人情報の管理
3.フィッシング詐欺
4.会社貸与のスマートフォン
5.リモートワーク上の注意

1.パスワードの管理
パスワード管理は自分自身や会社の機密情報を守るために必要です。簡単に推測されるような単純なパスワードを使用していたり、同じパスワードを複数のアカウントで使用していると、悪意のある第三者にアカウントが乗っ取られてしまう可能性があります。そうなれば個人だけではなく会社に多大な損害を招いてしまいます。パスワードを定期的に変更するなど適切な管理を行い、安全なパスワードを設定する必要があります。

2.個人情報の管理
個人情報保護法に基づいて、個人情報を適切に管理することは企業としての義務です。顧客の名前や住所など個人情報を紙媒体で管理している場合は、紙が盗まれたり、廃棄されたりするリスクがあるため、適切な処理が必要です。また、個人情報を電子媒体で管理している場合は、セキュリティの強化やデータの暗号化が必要です。個人情報に関する社内のルールに従って、適切に管理してください。

3.フィッシング詐欺
フィッシング詐欺では、偽装されたWebサイトやメールに誘導され、個人情報や口座情報を盗まれるなどの被害があります。古典的なネット詐欺ですが、最近でも正規のネットショップになりすまして、限定品を餌にカード情報を入力させる手口で騙される若い方もいます。フィッシング詐欺に引っかからないためには、リンクをクリックする前にURLを確認する、不審なメールは即座に削除するなど、常に警戒しましょう。

4.会社貸与のスマートフォン
会社から貸与されたスマートフォンには会社の機密情報が保存されている場合があります。そのため紛失や盗難に遭わないように注意する必要があります。
まずは、スマートフォンを紛失した場合の対処法を知っておきましょう。すぐに担当者や上司に連絡し、スマートフォンを見つけるための方法と指示を仰ぎます。もし見つからなかった場合は、リモートでデータを消去するなどの対応が必要になります。
また、スマートフォンのセキュリティ設定を適切に行っておくことも重要です。パスワードの設定や、デバイスをロックする時間を設定するなど、スマートフォンを守るためのセキュリティ設定を行いましょう。

5.リモートワーク上の注意
コロナ禍以降、多くの企業でリモートワークが導入されました。自宅で働くことで外出や移動の必要がなくなり、時間の自由度が高くなりました。しかし、リモートワークでも情報漏洩やセキュリティ対策が必要です。
自宅で仕事をする場合は、家族やルームメイトにもセキュリティに関する注意喚起を行うことが大切です。自分以外の人がパソコンを使用することや、機密情報を見ないようにするためのルールを設けることも必要です。
また、コワーキングスペースで商談をする際はPC画面を周囲に見られたり、電話で重要な情報を聞かれないように注意しましょう。


今回は、新入社員に伝えたい情報セキュリティについてお伝えしました。情報セキュリティは、個人情報や企業の機密情報など、大切な情報を守るために非常に重要なことです。正しい知識と対策を行うことで、セキュリティリスクを減らすことができます。新入社員の皆さんは、今後の社会人生活で情報セキュリティを意識し、セキュリティリスクのない快適な仕事生活を送ってください。

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