女性の悩みをIoTテクノロジーで解決するフェムテックチェアの魅力とは

全国のエステサロンや温浴、商業施設向けに業務用健康美容機器の製造・販売を展開している株式会社ケンユーは、Female(女性)とTechnology(技術)を融合した「フェムテック」と呼ばれる女性が抱える健康上の課題を解決する製品の開発に力を入れています。新製品の椅子型の美容機器であるフェムテックチェア「GRAN PERINE(グランペリネ)は、加齢による骨盤底筋群衰えだけではなく、身体の中心を支える殿筋収縮による動作と姿勢の影響に着目し、服を着たまま30分間座るだけで約3万回の筋収縮運動効果を実現するものとして、全国の施設に普及が進んでいます。

フェムテックとは?

Femtech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語で、女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決するための製品・サービスを指し、体のケアや健康に関する製品やサービスはフェムケア(FemCare)と言います。

女性の社会進出やライフスタイルの変化等、社会的な関心の高まりを背景に、これまでタブー視されていた生理やPMS(月経前症候群:生理前に現れるこころや体の不調のこと)、セクシャルウェルネスの問題に対して積極的に話しをする風潮が広まり、現在のヘルスケアブームの勢いとテクノロジーの進歩により、フェムテック市場は近年急速に拡大、2025年には世界で5兆円規模の市場になると言われています。

拡大する市場に投入したフェムテックチェア「GRAN PERINE

株式会社ケンユーは、痩身機や脱毛機を取り揃えているほか、女性が抱える健康上の課題を解決する「フェムテック」製品の開発に力を入れています。新製品の椅子型の美容機器であるフェムテックチェア「GRAN PERINE(グランペリネ)は、加齢による骨盤底筋群衰えだけではなく、身体の中心を支える殿筋収縮による動作と姿勢の影響に着目し、服を着たまま30分間座るだけで約3万回の筋収縮運動効果を実現するものとして、全国の施設に普及が進んでいます。

服を着たまま30分で3万回の筋収縮運動効果を実現

フェムテックチェア「GRAN PERINEは、加齢変化による悩みにアプローチしていて、服を着たまま30分で3万回の筋収縮運動効果を実現します。チェア型によって可能となった大型コイルのパルス波が、男女問わず目的に合わせたパワフルな刺激と体感を与えます。骨盤底筋ケアのために開発された専用のプログラムで、悩みに合わせたフェムケアが可能です。

美しい姿勢の維持にも重要な骨盤底筋トレーニングを時短モードでお試しすることが可能で、骨盤トレーニングが初めての方にもぴったりです。出産や加齢変化によって“ゆるみ”が気になる骨盤底筋を鍛えます。尿漏れ・頻尿・湯残りが気になる方へのトレーニングにも最適です。また、大殿筋にバランス良くアプローチする波形をプログラムでき、若々しい後ろ姿、美尻を目指す方にも好評です。

操作性と視認性に優れたコントローラーで、タッチパネルに映し出される視認性の高い画面は、シンプルで直感的な操作を可能にします。3つのモードから選択し、レベルを調整するだけで素早くケアを開始できます。Type-A、Type-Cの充電ポート搭載しており、スマートフォンやタブレットを充電できます。また、通常の標準モデルの他に、飛天ジャパンのIoTプラットフォーム「IoT Cube」/Pay BOX(Pay BOX)を搭載したキャッシュレス決済対応モデルの2種類から選ぶことが可能です。

無人時間帯でも高単価サービスが提供できるキャッシュレスモデル

キャッシュレス対応モデルのフェムテックチェア「GRAN PERINEは、2023年7月に発売しました。理美容業界はIoTの搭載に出遅れていたため、当時、業界初となるQRコード決済対応機として話題となりました。

キャッシュレス対応機は、QRコード決済端末を取り付ける事で課金方式での運用が可能になり、新サービス、余剰スペースで新たな収益を創出することが期待できます。例えば24時間営業のフィットネスクラブが設置すると、スタッフの無人時間帯でも高単価な有料サービスが提供できるので、客単価の向上が期待できます。また、フィットネスクラブやリラクゼーション施設内では、ロッカーに財布を預けて、スマートフォンしか持ち歩かないお客様が多く、普段利用しているQRコード決済ブランドで支払いができるので利用者にも好評だといいます。

また、Pay BOXを搭載したキャッシュレス決済対応モデルのフェムテックチェアを導入した施設にとっても、さまざまなメリットがあります。これまで主流だったコイン式機器の場合は、両替機の設置や集金の人件費コストが収益の足枷となっていましたが、Pay BOXの機能を活用すれば、売上管理や料金設定をIoTプラットフォームの管理画面で簡単に確認・設定できるので、オペレーションコストの低減に繋がることが期待できます。

フェムテックチェアを多くの方に体感して頂きたい

株式会社ケンユーの営業本部営業統括本部長の井澤誠様は、今後の抱負について以下の通り語っています。

まずはフェムテックチェア「GRAN PERINEを多くの方に体感して頂き、骨盤底筋ケアの重要性と市場背景にあるフェムテックを知って頂き、正しく理解して頂くこと。 そして社会の変化を取り込みながら、新しい製品開発をいち早く着手することです。美容機器業界はAIやIoT化が進んでいないこともあり、DXへの取り組みが遅れています。

正に女性の健康課題を解決するテクノロジーを意味するフェムテックは、DX化の波に乗り、今後ますます他業界からの参入が増えてくると思われます。DXは、ただアナログだったものをデジタル化する事ではなく、新たなビジネスを収益につなげ企業競争力を高めることにあります。今後も同様にキャッシュレス機能付きマシンの開発やアナログ機器のIoT化など量的変化を進めた上で、DXがもたらす質的変化によって健康美容業界のビジネスモデルに変革をもたらせたいと思っています。

フェムテックチェア「GRAN PERINE」はこちら





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