セキュリティキー とは?【2025年最新版】FIDOの仕組みから選び方までを網羅した完全ガイド

なぜ今、パスワードより「 セキュリティキー 」が重要なのか
「またパスワードの使い回しで情報漏洩…」そんなニュースを見て、自社のセキュリティは大丈夫だろうかと不安に思ったことはありませんか?仕事やプライベートに関わらず、増え続けるパスワードの管理にうんざりしているのではないでしょうか。実は、その「面倒」で「危険」なパスワード認証の時代を終わらせる新しい”鍵”が登場しています。それが セキュリティキー です。
巧妙化するフィッシング詐欺とパスワード認証に潜む限界
IDとパスワードだけでオンラインサービスを守ることは、家の玄関に「ご自由にお入りください」と書いた貼り紙をするようなものかもしれません。手口が巧妙化したフィッシング詐欺は、本物そっくりの偽サイトで私たちのパスワードをいとも簡単に盗み出してしまいます。
「自分だけは大丈夫」と思っていても、人間である以上、うっかりミスは起こるもの。パスワードだけに頼るセキュリティは、そのたった一度のミスで、すべてが崩壊してしまう脆さを抱えているのです。この課題を解決するのが物理的なセキュリティキーなのです。
MFA(多要素認証)とは?認証方法ごとのセキュリティレベル比較
そこで重要になるのがMFA(多要素認証)です。これはパスワードという「知識情報」に加えて、「所有情報(スマートフォンなど)」や「生体情報(指紋など)」といった、複数の要素を組み合わせて本人確認を行う仕組みです。MFAの導入はセキュリティを大幅に向上させます。

セキュリティキー の”キホン” FIDOが実現する次世代の認証
では、そのFIDOセキュリティキーとは、一体どのような仕組みなのでしょうか?多くの製品が準拠する「FIDO」という規格から、その基本を解説します。
FIDOとは?パスワードを使わない認証の仕組みを分かりやすく解説
まず、FIDO(ファイド)とは、パスワードに依存しない、新しいオンライン認証の国際標準規格です。この規格の普及は、FIDOアライアンスと呼ばれる標準規格策定団体によってグローバルに進められています。

仕組みは意外とシンプルです。現実世界の「鍵」と「錠前」の関係を、デジタルの世界で実現するようなものです。
最初に、あなたの「セキュリティキー(鍵)」を、使いたいサービス(錠前)に登録します。
ログインする時、サービス側が「本物の鍵(セキュリティキー)を持っていますか?」と問いかけます。
あなたがキーに触れると、キーだけが知っている「秘密の合言葉(暗号署名)」をサービスに送り返し、認証が完了します。
偽のサイトは、本物のサービス(錠前)とは違う形をしているため、あなたのセキュリティキーは反応しません。これにより、フィッシング詐欺を防ぐことができるのです。
従来の認証とFIDO認証の比較

セキュリティキー (物理キー)ならではの4つのメリット -スマートフォン認証と何が違う?
フィッシングに圧倒的に強い
- 偽サイトでは動作しないため、万一騙されても情報が盗まれません。
スマホに依存しない
- スマホの充電切れや故障、電波状況を気にする必要がありません。
ログインが速い
- PCに挿して触れるだけ。アプリを開くより遥かにスピーディーです。
よりシンプル
- 複雑な設定は不要。物理的な”モノ”なので、概念を理解する必要がないのもセキュリティキーの大きな特徴です。
FIDOだけじゃない?OTPトークンという、もう一つの確実な選択肢
近年ではFIDOだけでなく、もう一つの確実な認証デバイスであるOTP(ワンタイムパスワード)トークンという選択もあります。これは、30秒や60秒ごとに新しいパスワードを生成し続ける専用のデバイスです。スマホが使えない環境でも、確実にMFAを実現できるため、多くの企業で採用されています。詳しくは当社のOTPトークン製品ページもご覧ください。
【購入前に必読】貴社に最適なセキュリティキーの「選び方」4つのポイント
「なるほど、セキュリティキーが必要なのは分かった。でも、たくさん種類があって、どれを選べば良いか分からない…」 ご安心ください。多様な製品を開発・販売してきた飛天ジャパンが、あなたに最適なキーを選ぶための4つのポイントを伝授します。
Point1 認証方式で選ぶ(指紋認証 or タッチ認証)
- 指紋認証タイプ
利便性重視ならこちら。指で触れるだけで認証が完了し、PINコード入力の手間さえありません。 - タッチ認証タイプ
費用対効果重視ならこちら。キーに触れてPINコードを入力する確実な方式で、コストを抑えられます。
Point2 利用するPCの端子で選ぶ(USB-A or USB-C)
お使いのPCのUSBポートに合わせて、適切なコネクタ形状を選びましょう。最近のノートPCではUSB-Cが主流ですが、デスクトップPCではまだまだUSB-Aも現役です。
Point3 利用シーンで選ぶ(個人PC or 共用PC)
- 個人PC
毎日使うものだからこそ、ログインが1秒でも速い「指紋認証タイプ」がおすすめです。 - 共用PC
複数人で利用する場合、コストを抑えつつ全体のセキュリティを確保できる「タッチ認証タイプ」が最適です。
Point4 NFC機能の有無で選ぶ(PCでの利用 or スマートフォンでの利用)
NFCに対応したキーであれば、PCだけでなく、スマートフォンにかざして認証することも可能です。利用シーンの広がりを考えるなら、NFC対応モデルも視野に入れましょう。
なぜ、多くの法人・公的機関は「飛天ジャパン」のセキュリティキーを選ぶのか
では、数あるセキュリティキーの中で、なぜ多くのお客様が私たちを選んでくださるのか。そこには製品の性能だけではない、3つの理由があります。
10以上の都道府県警察にも採用された、揺るぎない「信頼性」
私たちの製品は、その確かなセキュリティ性能と品質が認められ、10以上の都道府県警察をはじめとする、極めて高い信頼性が求められる公的機関でも採用されています。皆様の大切な情報を守るセキュリティキーだからこそ、私たちは実績に裏付けられた信頼を何よりも大切にしています。
貴社の使い方に必ず合う、国内随一の豊富な「製品ラインナップ」
指紋認証、タッチ認証、USB-A/C、NFC対応、さらにはOTPトークンまで。私たちは、お客様一人ひとりの異なる利用シーンやご予算に寄り添えるよう、国内随一の豊富な製品ラインナップを取り揃えています。必ず貴社にぴったりの一台が見つかります。
購入後も安心。国内メーカーならではの「手厚いサポート体制」
「海外製品を買ったもののマニュアルが分かりにくくて、問い合わせも英語で大変だった…」そんな経験はありませんか?私たちは、分かりやすい日本語マニュアルのご提供はもちろん、導入前の技術相談から購入後のトラブルシューティングまで、国内の専門スタッフが日本語で丁寧に対応します。
飛天ジャパンのおすすめセキュリティキー
【個人利用・最高レベルの利便性】指紋認証タイプ BioPass FIDOシリーズ
究極のスピードと利便性を求める方に。指紋で触れるだけの、ストレスフリーな認証体験を提供するセキュリティキーです。この指紋認証タイプのセキュリティキー「BioPass FIDO」で、Windowsのログオン制御(PCロック)を実現するソリューションがSecureCore For BioPassです。
詳しくはこちら
SecureCore For BioPassの機能

【法人利用・費用対効果】タッチ認証タイプ ePass FIDOシリーズ
コストを抑えつつ、確実なセキュリティを実現。共用PCの管理や、全社的な大規模導入に最適なセキュリティキーです。
セキュリティキーに関するよくあるご質問(FAQ)
Q. キーを紛失した場合はどうなりますか?
A. ご安心ください。セキュリティキー自体に個人情報などは保存されていません。万一紛失しても、各サービスの設定からそのキーの登録を解除すれば、第三者に不正利用されることはありません。予備のキーを登録しておくことをお勧めします。
Q. どのようなサービスで利用できますか?
A. Google、Microsoft、Salesforceなど、FIDO規格に対応した、世界中の多くのWebサービスでご利用いただけます。
Q. 保証やサポートについて教えてください。
A. 私たちは、セキュリティキーを長く安心してお使いいただくことを重視しています。標準の製品保証に加え、お客様の運用に合わせて延長保証もご用意しております。
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