導入事例
お客様に聞く - 株式会社サードプラネット様
株式会社サードプラネットは全国に31店舗のゲーム&アミューズメント施設「あそびタウン」を中心に「THE 3RD PLANET」「サンゲームス」を展開している企業です。
今回は経営企画グループの新田 啓博グループ長とメンテナンスグループの齊藤 智久グループ長に、飛天ジャパンのIoTプラットフォーム「IoT Cube」/Pay BOX(以下、Pay BOX)を多くのアミューズメント機器に採用した経緯や利用者の声をお聞きしました。
連日多くのファミリーやカップルがお越しになるサープラ横浜あそびタウンでは、クレーンゲーム機を555台設置した「クレーンゲーム商店街」を展開し、2022年に「単一会場におけるクレーンゲーム機の最多数」としてギネス世界記録に認定されました。
誰もが楽しいと感じる居場所を提供することで、人と夢が繋がる場所を創り、日本を代表するアミューズメント企業になりたいと考えています。
はい。私たちアミューズメント施設(ゲームセンター)も、社会情勢やお客様のニーズの変化に合わせて対応しなければならないと考えていました。なかでも現金を持ち歩かなくなったお客様へのキャッシュレス決済対応は急務でした。
しかし、メーカーによって規格が異なる仕様やPOSシステムとの連携の複雑さなどを背景にアミューズメント業界は他の産業と比べてキャッシュレス決済の導入に遅れを取っていました。
大手だからといって必ずしもキャッシュレスを推進しているとは限らず、図らずとも当社がアミューズメント施設の中では先んじてキャッシュレス決済の導入を進めることになりました。
かねてから取引があった加賀電子さんにまず相談をしました。キャッシュレスと一口に言っても電子マネーかQRコード決済に分類されます。交通系ICカードに代表される電子マネーはゲーム機器が多いアミューズメント施設では、1台1台に読み取り機器を設置する莫大な導入コストが発生してしまいます。
一方で携帯キャリアやクレジットカード会社がアプリを普及するQRコード決済は、機器がコンパクトで導入コストを抑えられる利点があります。また電子マネーの読み取り機はゲーム機の外部に取り付けるので破損するリスクもあり、QRコード決済用の機器はゲーム機の内部に組み込むので破損リスクはありません。
これらの費用対効果等を加賀電子さんと綿密に分析した上で、多くのQRコード決済ブランドに対応している飛天ジャパンのPay BOXを採用するに至りました。当社にとっても加賀電子、飛天ジャパンにとっても全国のアミューズメント施設にキャッシュレス決済を導入することは初の取り組みでしたので、各社の技術開発部門とメンテナンス部門が一丸となって導入検証を行い、課題を一つ一つクリアしていきました。
主にメリットは3つ実感しています。
1つ目は、リアルタイムに売上管理ができることです。管理画面上で社員がゲーム機器ごとの売上を把握することができます。例えば売上の推移に応じて原価率などをコントロールすることも可能です。
2つ目は、店舗運営の簡略化に貢献できたことです。従来のQRコード決済と併用して硬貨式も残している機器もあるので、大幅なコストダウンに繋がっているとは言い切れませんが、釣り銭管理や集金面で一定の作業時間の削減ができています。
3つ目は想定外だったのですが、集客効果がありました。例えばau PAYではアプリ上でクーポンを発行できる機能があります。
当社の施設も加盟店としてお客様に最適な割引クーポンを発信し、それを見て来店していただくケースが増えました。
いずれもうまくPay BOXを活用すれば、今よりももっと多くの恩恵が受けられるように思います。
導入したばかりの頃はQRコード決済に抵抗を示した方もいらっしゃいましたが、専用アプリをダウンロードする必要もなく数回の手順で決済ができるので、小銭を取り出さなくて楽と言われるお客様も増えました。特に地方では交通系ICカードを持っていなくてもPayPayやd払いなどお客様に馴染みのある決済方法を使って利用いただいています。100円玉の枚数を気にせずプレイに集中できることが、最もお客様にとってのメリットではないでしょうか。
アミューズメント施設にキャッシュレス決済を導入いただいたことに感謝する一方で、まだまだ黎明期なので後発の決済システムも次々に登場するでしょう。 飛天ジャパンにはPay BOXの利用施設を増やしていただき、研究開発を進めてさらに利便性を向上させ、Pay BOXをアミューズメント業界の決済スタンダードにしていただくことを願っています。
新田様、齊藤様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
※ 株式会社サードプラネットホームページ
※ 取材日時 2024年10月
今回は経営企画グループの新田 啓博グループ長とメンテナンスグループの齊藤 智久グループ長に、飛天ジャパンのIoTプラットフォーム「IoT Cube」/Pay BOX(以下、Pay BOX)を多くのアミューズメント機器に採用した経緯や利用者の声をお聞きしました。
子どもも大人も楽しい体験ができる居心地の良い空間を目指して
– サードプラネットはどのような会社でしょうか? 当社は「親愛なるお客様第一主義」を掲げて目の前のお客様のために全力で取り組む姿勢を大切にしています。社名のサードプラネットも「あなたにとって身近なサードプレイスであり続けたい」という想いが込められていて、地域に密着し、幅広い世代のお客様に安心して遊んでいただける運営を努めています。
連日多くのファミリーやカップルがお越しになるサープラ横浜あそびタウンでは、クレーンゲーム機を555台設置した「クレーンゲーム商店街」を展開し、2022年に「単一会場におけるクレーンゲーム機の最多数」としてギネス世界記録に認定されました。
誰もが楽しいと感じる居場所を提供することで、人と夢が繋がる場所を創り、日本を代表するアミューズメント企業になりたいと考えています。
アミューズメント業界の中でキャッシュレス決済を推進
– お客様のニーズを追求した結果がキャッシュレス決済の導入だったのでしょうか?
はい。私たちアミューズメント施設(ゲームセンター)も、社会情勢やお客様のニーズの変化に合わせて対応しなければならないと考えていました。なかでも現金を持ち歩かなくなったお客様へのキャッシュレス決済対応は急務でした。
しかし、メーカーによって規格が異なる仕様やPOSシステムとの連携の複雑さなどを背景にアミューズメント業界は他の産業と比べてキャッシュレス決済の導入に遅れを取っていました。
大手だからといって必ずしもキャッシュレスを推進しているとは限らず、図らずとも当社がアミューズメント施設の中では先んじてキャッシュレス決済の導入を進めることになりました。
三社が一丸となって全国の施設にキャッシュレスを導入
– 先行事例が少ない中でどのようにキャッシュレス導入を進められたのでしょうか?
かねてから取引があった加賀電子さんにまず相談をしました。キャッシュレスと一口に言っても電子マネーかQRコード決済に分類されます。交通系ICカードに代表される電子マネーはゲーム機器が多いアミューズメント施設では、1台1台に読み取り機器を設置する莫大な導入コストが発生してしまいます。
一方で携帯キャリアやクレジットカード会社がアプリを普及するQRコード決済は、機器がコンパクトで導入コストを抑えられる利点があります。また電子マネーの読み取り機はゲーム機の外部に取り付けるので破損するリスクもあり、QRコード決済用の機器はゲーム機の内部に組み込むので破損リスクはありません。
これらの費用対効果等を加賀電子さんと綿密に分析した上で、多くのQRコード決済ブランドに対応している飛天ジャパンのPay BOXを採用するに至りました。当社にとっても加賀電子、飛天ジャパンにとっても全国のアミューズメント施設にキャッシュレス決済を導入することは初の取り組みでしたので、各社の技術開発部門とメンテナンス部門が一丸となって導入検証を行い、課題を一つ一つクリアしていきました。
店舗運営の簡略化だけでなく、原価率低減や集客にも効果を発揮
– Pay BOXを導入してどのようなメリットがありましたか?主にメリットは3つ実感しています。
1つ目は、リアルタイムに売上管理ができることです。管理画面上で社員がゲーム機器ごとの売上を把握することができます。例えば売上の推移に応じて原価率などをコントロールすることも可能です。
2つ目は、店舗運営の簡略化に貢献できたことです。従来のQRコード決済と併用して硬貨式も残している機器もあるので、大幅なコストダウンに繋がっているとは言い切れませんが、釣り銭管理や集金面で一定の作業時間の削減ができています。
3つ目は想定外だったのですが、集客効果がありました。例えばau PAYではアプリ上でクーポンを発行できる機能があります。
当社の施設も加盟店としてお客様に最適な割引クーポンを発信し、それを見て来店していただくケースが増えました。
いずれもうまくPay BOXを活用すれば、今よりももっと多くの恩恵が受けられるように思います。
多様なQRコード決済ブランドでお客様の満足度も向上
– お客様からはどのようなお声がありますか?導入したばかりの頃はQRコード決済に抵抗を示した方もいらっしゃいましたが、専用アプリをダウンロードする必要もなく数回の手順で決済ができるので、小銭を取り出さなくて楽と言われるお客様も増えました。特に地方では交通系ICカードを持っていなくてもPayPayやd払いなどお客様に馴染みのある決済方法を使って利用いただいています。100円玉の枚数を気にせずプレイに集中できることが、最もお客様にとってのメリットではないでしょうか。
Pay BOX がアミューズメント業界の決済スタンダードになることに期待
– 最後に飛天ジャパンやPay BOXに期待することはありますか?アミューズメント施設にキャッシュレス決済を導入いただいたことに感謝する一方で、まだまだ黎明期なので後発の決済システムも次々に登場するでしょう。 飛天ジャパンにはPay BOXの利用施設を増やしていただき、研究開発を進めてさらに利便性を向上させ、Pay BOXをアミューズメント業界の決済スタンダードにしていただくことを願っています。
新田様、齊藤様、本日はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
※ 株式会社サードプラネットホームページ
※ 取材日時 2024年10月