IoTプラットフォーム/Pay BOX

株式会社トラストワン様

エニタイムフィットネス320店舗への導入決定。業界のトップランナー「トラストワン」が語る、キャッシュレス決済端末刷新で実現したコスト削減と未来への展望

フィットネスクラブ向け業務用タンニングマシンのレンタル・販売で業界を牽引する株式会社トラストワン。同社は全国のエニタイムフィットネスに展開するタンニングマシンの決済端末として、飛天ジャパンのCPM端末「Pay BOX(M80)」を導入しました。既存のキャッシュレス決済サービスが終了するという危機を乗り越え、コストの大幅な削減と320店舗という大規模なリプレイスを実現するために東奔西走する同社取締役である小山 太郎様に、製品選定のリアルな経験から導入後の効果、そして今後の展望までを詳しく伺いました。

タンニングマシンで、フィットネスクラブの付加価値向上に貢献

まず、貴社の事業内容についてお聞かせください。

株式会社トラストワンは、2000年の創業以来、フィットネスクラブ様向けに業務用タンニングマシンのレンタル・販売、そして保守メンテナンスまでを一貫して手掛けています。

私たちの強みは、24時間フィットネスの最大手であるエニタイムフィットネス様との強固なパートナーシップです。全国約1,200店舗のうち、タンニングマシンが設置可能な320店舗に弊社のマシンをご導入いただいており、その売上の一部をシェアする形で事業を展開しています。
スタンディングタイプの「VEGAシリーズ」などを通じ、フィットネスクラブの付加価値向上とオーナー様の収益拡大に貢献するとともに、利用者の皆様には「安全で効果的な日焼け」という価値を提供することを目指しています。

既存サービスの終了を機に、コスト構造を抜本的に見直し

今回、決済端末を刷新されたきっかけは何だったのでしょうか?

実は、今回の端末導入は2度目のキャッシュレス化対応になります。3年以上前までは500円硬貨のみの運用で、かねてより部材高騰などに対応するための値上げを検討していましたが、硬貨運用では価格設定の変更が難しく、踏み切れない状況でした。
そこで2022年から一度、他社のキャッシュレス決済端末を導入していました。しかし、決済事業者側の都合で2025年6月にサービスが終了することが決まったのです。まさに寝耳に水でした。代替機を探さなければならないという状況で、提携会社のサンヨージャパン・リース株式会社様にご紹介いただいたのが飛天ジャパンさんでした。

製品選定の決め手は圧倒的なコストパフォーマンスと、顧客ニーズへの的確な判断

飛天ジャパンの提案を聞いた際の第一印象はいかがでしたか?

「これまで使っていたサービスとは桁違いにリーズナブルだ」と、価格の安さにまず驚きました。
以前利用していた他社製品は交通系ICカードとQRコードを選べる点が強みでした。しかし、その利便性と引き換えに、特に交通系ICカード対応にかかる利用料が、私たちのイニシャルコストとランニングコストに大きく上乗せされていました。また、エラーが起きた際の復旧に時間がかかる点やメンテナンスコストも大きな課題でした。

その点、飛天ジャパンさんの提案は、サービス内容がシンプルで、コスト構造が非常に明快でした。飛天ジャパンさんから事前に「お客様から交通系ICカード決済がないことで困るという声は意外と少なく、むしろPayPayなどのQRコード決済が中心になっているのが実情」という説明を受けました。それならばと、交通系ICカード決済を削ぎ落とした代わりに圧倒的にリーズナブルなPay BOXを選ぶことを決断しました。結果としても、お客様から交通系ICカード決済がないと不便という声は今のところ聞いておりません。

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Pay BOX (M80)「国内導入第1号」となった理由

Pay BOXの中でも最終的に「M80」を選ばれた経緯を教えてください。

当初、飛天ジャパンさんからはQRコードパネルをマシンに設置するタイプの「Pay BOX(F76)」をご提案いただきました。しかしタンニングマシンのデザイン性を考えると、後からパネルを貼り付けるのは少し不恰好になるなと懸念をお伝えしました。

すると開発中の「Pay BOX (M80)」についてお話を聞かせてくれました。M80は、利用者の決済アプリに表示されるQRコードを端末側が読み込むタイプなので、マシンにはコンパクトなリーダーを設置するだけで済みます。これならデザインを損なわないし、セキュリティ面でも優れている。そう確信し導入を決めました。結果的に、私たちが「Pay BOX (M80)」の国内導入第1号になったと聞いています。

320店舗への端末設置も自社スタッフ作業ですべて完結

全国320店舗への端末設置となると、設置作業も大きな課題だったかと思います。実際の作業はいかがでしたか?

その点も飛天ジャパンさんのサポートに助けられました。まず私たちがタンニングマシンの配線図を提供し、それをもとに飛天ジャパンのハードウェアエンジニアが非常に分かりやすい取付手順書を作成してくれたのです。
一度、飛天ジャパンの技術スタッフに現地で取り付け作業を見せてもらいましたが、その手順を見ただけで「これなら自社のスタッフだけで十分に対応できる」と確信しました。実際、2025年6月のサービス終了に伴い、まず全国55店舗でスタッフが手分けして一斉にリプレイス作業を行いましたが、全く問題なく完了しています。

お客様の売上貢献と管理業務削減を実現

導入先であるフィットネスクラブのオーナー様や、マシンを利用されるお客様からの反応はいかがですか?

FCオーナー様からは、「集金回収の手間がなくなって助かる」「単価が上がって収益増に繋がっている」といったお声をいただいています。以前からキャッシュレス化の要望は強くいただいていたので、大変喜ばれていますね。
マシンを利用されるお客様からは、特に「無人の店舗だと両替できなくて困っていたので助かる」という声をよく聞きます。また、エニタイムフィットネスは海外からのツーリストの方も利用されますが、Alipayに対応していることで、そういった方々にもスムーズにご利用いただけています。

フィットネス業界全体の発展に向けて

最後に、今後の事業展望と飛天ジャパンへの期待をお聞かせください。

現在はエニタイムフィットネス様への導入が中心ですが、他のフィットネスジムにも我々のサービスを展開しています。今回の導入成功をモデルケースとして、今後さらに事業を拡大していく上で、飛天ジャパンさんにはパートナーとしてこれからも一緒に頑張ってほしいですね。これからも大いに期待しています。

株式会社トラストワン

フィットネスクラブ向け業務用タンニングマシンのレンタル・販売で業界を牽引する株式会社トラストワンは、エニタイムフィットネス全国320店舗にタンニングマシンをご導入しています。

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